Kのように。

海の上はさまざまな国籍の
 船舶が行き交うから
 安全航行と意思疎通を図るため
 国際信号旗というものが
 存在するんだそうです。
 文字旗はアルファベットと同じ26種。
 それぞれ意味があって”K”を表す旗は
 右側が紺、左側が黄のシンプルな
 ツートーンデザインで
 <本船は貴船との交信を求める>
 つまり<私はあなたと話がしたい>
 ということを意味する旗らしい。
 なんて素敵な旗なのだろうと、
 それを以前に読んだ女性作家のエッセイに
 教わったことを思い出しました。
こんな旗をいつも持ち歩いていたら
 きっと幸福がやって来るに違いない。
 と、ここまで書きながらふと思ったこと、
 それは、このKの旗ってもしかしたら
 笑顔と同じなんじゃないかってことです。
 笑顔は嵩張るものでも重たいものでもない。
 誰もが生まれつき自然に持っているもの。
 ただし素顔が笑顔だとちょっと
 気持ち悪いかも知れないので空気を読みながら
 タイミングよくニコッとやる。
 でもそんな場面っていつ現れるか分からないから
 いつでも笑顔を見せられるように
 準備しながら生活してしていたい。
 そうすれば本当に幸福な出会いが
 やって来そうな感じがします。
 感じるだけで幸福はもう少し先ってことも
 あるでしょうけれど感じているって大事でしょ?


