涙の価値。
”涙は汚れた目を洗うためにある”
―――ハインリッヒ・ジュザック
人は悲しい時にも嬉しい時にも
共感した時にも涙が出ます。
感動したり笑いすぎた時にも流れますし、
理由もなく流れる涙もあります。
流すほどじゃないけど
欠伸をすれば涙が溜まります。
あっ!タマネギの涙もありましたね。
涙の種類は大きく分けて
潤いを保つための”基礎分泌の涙”、
異物が侵入するのを防ぐ”防御反射の涙”、
それと心が動いた時に流す”情動の涙”の
3つに分けられるらしい。
そして3番目の情動の涙は人間特有のもの。
これは人間のおでこの辺りにある前頭前野に
”共感脳”と呼ばれる場所があって
そこが刺激されることで流れるのだとか。
情動の涙は自律神経の中の
脈を下げたり呼吸を穏やかにする働きをもつ
副交感神経に働きかけるので
私たちは涙を流すことによって癒されたり
ストレスが緩和されたりするらしいです。
泣いた後はなぜかスッキリするというのは
そういうことだったんですね。びっくり!
私のようにナイーブで我慢強い人間は(笑)
自覚症状もないままストレスを溜めやすいので
たまには泣いたほうがいいような気もします。
だからといって、じゃあ今から泣いてみますか
と思ってもなかなか泣けるものじゃない。
涙を流しやすくするためには
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを
活性化させることが効果的だとか。
そのためには日光を浴びて身体を動かすこと。
それと親しい人と触れ合うこと。
そうすることによって癒しの脳内物質である
オキシトシンが分泌され、
それがセロトニン神経に働きかけてくれる。
いちばんダメなのは泣きたい時に泣けないこと。
ん~。なるほどですね。
かといって私もオトコの端くれなので
人前で泣くのには抵抗があります。
いや、あったというほうが正しい。
若い頃に比べ今はけっこう涙もろくなりました。
だからといってストレスがないかというと
そうでもないのです。
泣きが足りないんですかね。
体質なのかどうかはわかりませんが
私、泣くと鼻水も出るんですよ。
どちらかというと涙よりも鼻水のほうが量が多い。
だから涙のほうに回ってこないんですかね。
泣きたくなったら鼻の穴にティッシュを詰めたら
涙の量が増えるかなと思って実験してみようと
思いましたが今は全然泣く気分じゃない。
鼻にティッシュを詰め込んだ自分の顔を
想像しただけでアホらしくて笑ってしまいました。
※ 冒頭の文句は私の考案した架空の名言で
人物名も架空のものです。
だけどこう書くとそれらしい響きがあるでしょ?
・・・ないかぁ。
※写真は昨日の夕飯。ひと月に一度くらいの
ペースで作って食べます。
立ったまま食べたくなるような味(笑)。