見えないものの話。

あっ、なにその言い方!
さっきから黙って聞いていれば
いい気になっちゃって!
あたし、もうカチンときたからね!
という場合、何がどこにぶつかって
カチンという音が出るのでしょう。

朝、娘を実家に送っていく途中、
クルマを運転しながらそんな
くだらないことを考えていました。
想像した話の流れから想像すると(笑)
おそらく相手の石礫(いしつぶて)のような声が
自分の心に当たって発生する音なのかな。

”カチ〜ン!”

飛んでくるものが石礫ではなく
矢のような声ならグサッ!でしょうか。
心に突き刺さった矢は
返しがありますからなかなか抜けません。
目に見えないけど存在するはずの心には
やっぱり目に見えない神経が
張り巡らされているのだから当たったら痛いし、
矢が刺さったらなおさら大変なことになります。

いったい人間の心は一生のうちで
いくつの石礫に当たり、
何本の矢が突き刺さるのでしょうか。
またそれとは逆に自分が知らない間に
いくつの石礫を投げ何本の矢を放って
しまっているのでしょうか。

私は思ったことをすぐに口にする質だから
とってもヤバい人間なのかも知れません。
自分がそういう人間であることを認識して
これは言っていいこと、これはダメと
一時期よく考えてからものを言うように
してみたのですが、
これってストレスがものすごく溜まります。
言いたいことが言えないって
私にとってはストレスなんだと思います。
胸の中に収めるとか言葉を飲み込むなんて
芸当を身につけたらもっと交友関係が広がりそう。
でも親友にはなれませんね。たぶん。
私は親友が欲しいのでこれからも
どんどん石礫を投げ矢を放っていこうと思います。
ただし発泡スチロールでできた石か
吸盤のついた矢にすると約束しますから
あなたもそうしてね(笑)。

え~っ、それが結論か?違うだろオレ!

※写真は家人の実家に咲いていたミヤギノハギ。

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