言葉の体重。

まだ使ったことはないんですが、
一度は使ってみたいセリフがあります。

俺が来たからにはもう大丈夫。安心しろ

ね?カッコいいでしょ。
たとえぜんぜん大丈夫じゃなくたって
これを相手の目を見ながら言うことで
なんとなく抱えている怖さとか不安とかを
和らげてあげられる気がするのです。
問題はそれを使いこなせる人格が
私に備わっているかどうかなんです。
たとえばトム・ハンクスや
モーガン・フリーマンなんかに言われたら
本当は大丈夫じゃなくたって
大丈夫かもって思っちゃいます。
だけどいちいち名前を挙げませんが、
このセリフがまったく似合わない
頼りないナヨッとした人から言われたら
ぜんぜん大丈夫じゃないって感じてしまう。
場合によってはますます不安が
増幅してしまうような気さえしてきます。
人に安心をあげるためには
それなりの人格を形成しなくてはならない。
それと厚い胸板と筋骨隆々の身体(笑)。
いや、体型は必要な要素ではありませんね。
私に人格が備わっているかどうかは
実際に使ってみればすぐに分かります。

俺が来たからにはもう大丈夫。安心しろ!

私の声を行儀よくお座りしながら
聞いていたフレディはつかつかと寄ってきて
しばらく不思議な顔をしたあと
私の膝に前足を乗せてきました。
どう?フレディ。安心したかい?
後ろ足立ちになったフレディは
テーブルの上のチュールを発見した途端
ちぎれんばかりに尻尾を振り始めました。

もう梅雨入りしていたんですね。
横浜は梅雨入り前のほうが雨続きでした。
紫陽花の花はこのくらいの時のほうが
私は好きかも知れません。

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花にお礼を。