ないものねだり。
お正月を心待ちにしている方々には
申し訳ない気持ちになるのですが、
私はお正月が大の苦手なんです。
それは私に帰る田舎がないからです。
曽祖父の代からず〜っと横浜、
母も祖母も横浜の人間でした。
ご先祖さまたちの愛は横浜で完結しています。
かろうじて私の家人は品川生まれですが
就学してからは横浜に移り住んでいます。
したがって故郷に帰ることも
遠く離れた故郷を思うことさえありません。
故郷に住んでいるからです。
社会に出てからは同僚や先輩後輩まで
ほとんどの人はお盆やお正月に
交通費高けぇよなぁなどと言いながら
楽しそうに帰っていきます。
田舎に帰ってどんな楽しみが
待っているのかすごく気になります。
私は以前、仕事で東京に住んでいた時の
年賀状に”お正月の東京は田舎です”という
キャッチコピーを書いて出したことがあります。
横浜も状況は似たようなものです。
みんないなくなっちゃうんですから。
それにテニス仲間はいても
年末年始はコートが使えません。
食べる楽しみはあるにはあるのですが、
お腹ポッコリ星人になりたくはありません。
これだもの、お正月を好きになる要素なんて
なーんにもない。
私にとってお正月は退屈なだけ。
12月31日の次の日が1月4日だったら
いいのになぁって思います。
仕方がないのでこの年末年始の午前中は
海の道をウォーキング、午後からは読書と散歩、
夜はブログを更新したり、
見逃している映画でも観て過ごします。
「なーんだ、普段の週末の過ごし方と
少しも違わないのね、カタギリ!」
「うるせー!」
※写真は今朝収穫したブロッコリー。
さっと塩茹すると美しい黄緑が
下の方から浮かび上がって来ました。
一足早い春の味。
特に太い茎の部分が甘くて美味しい。