気持ちを洗う風。

ちからずくで
 あかるいことを
 かんがえていないと
 くらいあなのなかに
 ひきこまれてしまいそう
つかれていても
 げんきがでることを
 そうぞうしていないと
 つめたくかたいじめんに
 ついらくしてしまうかんじ
でぐちがみえない
 よるがあけない
 モノトーンなそらのいろ
 いつまでもおもたいきせつが
 むねのうえにのっている
と、ここまで書いて
 なんか鬱々とした気持ちを
 きれいさっぱり吐き出せたから
 新しい気持ちで夕方の散歩へ。
 夕日を背にして
 道路にできた長い影。
 聞き分けのない犬に
 説教をする足長おじさんみたい。
 そう思ったけれど
 口には出さないことにした。
 面倒なことになりそうだからさ。
 風が冷たくなってきたから
 フレディ、少し走ってみようか。
 ただし3つ先のマンホールまでね。


