友だち。

泣くこともできないほど辛かったり
眠れないほど深く悩んだり
どうしたらいいか分からないほど
困り果ててイライラしたり
顔が真っ赤になるほど
恥ずかしい思いをしたりした時って
ある程度時間が経たなければ
その気持ちをSNSなんかに
投稿する気分にはなれないものだ
本当はそういう時こそ自分の気持ちを
外に出してしまいたいのにそれができない
しばらくして落ち着けば出せるようになる
だけどその頃にはもう朧げながらも
なんとなく出口が見つかっている
それでも打ち明けたり
話を聞いてくれる相手が
いてくれるおかげで回復は早く
私はずいぶん助かっていると感じる

先日、
よく面倒をみてもらった先輩が亡くなった
私のような面倒臭い人間を
諦めることなく温かい目でみてくれたし
色々なことを教わった身近な人だった
いきなり飛び込んできた訃報に戸惑い
どうしてなんだろうと
先輩の運命に対する問いかけを繰り返した
答えのない問いかけ・・・
それでも時間が経てば
そういう気持ちも和らいでいく
その流れていた空虚な時間の中に
友だちがいてくれたのだった
時間を共有してくれることの安心感
友だちの存在は理屈なしに有り難いと思う

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