ココロ、アタタマル。

昨夜、”丘の上の本屋さん”という
イタリア映画をAmazon Primeで観ました。
イタリアのアブルッツォ州にある
チヴィテッラ・デル・トロントという
長閑で美しい村が舞台。
主人公のおじいさんリベロは
古書店を経営している。
そのおじいさんの店先にある日、
本好きな少年が訪れる。
少年はブルキナファソからの
移民の子でエシエンという。
リベロはお金を持っていないエシエンに
次の日に返すという条件で
ただで本を貸してあげることにした。
そこからふたりの交流が始まるのだけれど、
この映画の中で店主のリベロは
こんなことをエシエンに説いている。
本は二度味わうものだ。
最初は理解するため。
二度目は考えるため”と。
これ、すごく大切なことなんですね。
私は今まで読んだ本をもう一度
読み直した経験があまりありません。
たいていは一度読んだだけで
解ったつもりになって
書架に収納してしまうのです。
そして埃をかぶる(笑)。
だけど思い返してみると読み直した本って
たしかに理解が深まりますよね。
読後感だって最初の時に比べ印象が変わる。
そんなふうに考えると本を読むことは
人と会うことと同じなんですね。
会うたびに初対面では気づけなかった
相手の魅力が見つけられるように、
作家の考えが新たに発見できそうな気がする。
本は二度味わうかぁ・・・。
映画に教えられることもいっぱいありそう。

※冒頭の写真は朝の散歩の途中に見つけた
アサガオの仲間・・・かな?
地面に近いところから私を見上げて
なにかを言いたそうに咲いていました。
この花の色と模様、ほとんど宇宙ですね。
ブラックホールに吸い込まれてしまいそう。
助けてくれ〜って感じでした。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

diary

前の記事

ちっちゃ!(笑)
diary

次の記事

人間に恋した天使の話。