朝の使者。
先日の連休明けの火曜日、
朝起きてカーテン開けたら
窓の外に見慣れない人物が立っていた。
窓を開けてみてくれますかとその人が言う。
言われるまま開けたら今までとまるで違う
凛とした新鮮な空気が入り込んできた。
あれっ、いつの間にか
すっかり涼しくなってる!
ぼくがびっくりして思わずそう呟くと
その人は笑みを浮かべながら二度三度と頷いた。
「お待ちかねだったと思います。
やって来るのがずいぶん遅くなりました」
そう言って被っていたハンティング帽を取り
その人が申し訳なさそうに頭を下げた。
「いえいえ。ところで失礼ですが・・・」
「あぁ、私ですか?みなさんからは
私、”秋”と呼ばれています」
私の住む横浜はそんなふうに
たった一晩で季節が入れ替わったみたいに
秋が始まりました。
これでやっと海の道を走りに行けるかなと
思っていたのですが、
残念なことに今週末はどうも雨みたい。
でもあの茹だるような夏の暑さから
やっと解放されたと思えば
雨くらい許してあげたくなります。
※写真は先週末の土曜日の夕方の空。
フレディと丘に続く坂を登っている時に
帽子を飛ばされそうなほどの強風が吹き始め、
空を見上げたら悪意のありそうな雨雲が
ものすごい勢いで近づいてきました。
そして登り切ったらお約束通りザーッ!
犬用のボディシャンプーでも
持ってくればよかったかも知れません。
「なに考えているんすか、ご主人様!」