重たいけど面白い小説。
“ネジの回転”恩田陸 著を読みました。
二・二六事件を題材にしたSF小説。
かなり分厚い本でしたが
のめり込むように読み始め、
気がつけば4日ほどで読了してしまいました。
これ、読む前に二・二六事件について
下調べしておくとさらに面白いと思います。
私も途中でおさらいしました。
それとあまり間を空けないで読み切るほうが
いいかも知れません。
あぁ、あの話がここにつながるのね、とか
なるほどあの出来事はこういう展開になるための
布石だったんだ、とかがパッと分かります。
けっこう気合の入った小説なんだと思いました。
アメリカの作家ヘンリー・ジェイムズに
同名の小説があり、映画にもなっていますが
こちらはとても恐ろしいストーリーらしい。
私は怖かったり残忍なシーンのある映画を観ると
夢に出てきてうなされるタイプの人間なので
こちらは観ることはないと思います。
でも小説なら・・・
ちょっと読んでみたい気もします。
え〜と、なんでしたっけ、あっ、そうそう
恩田陸さんのほうの”ネジの回転”でしたね。
物語の中にたびたび登場する
”好奇心は人類に与えられた最強のギフト”
というフレーズがとても印象的でした。