自分が写った写真を見たり
鏡の中の自分の顔を見て
ずいぶん歳を取ってしまったなぁって
ひどく落ち込むことが増えた気がします。
私はなんて年寄りっぽいんだろうって。
髪の毛に白髪が目立つようになり
爪が弱くなって皮膚に潤いがなくなった。
皺も増えて深くなり身体の無理だって
前のようには利かなくなった。
不安や寂しさを感じるようになり、
物覚えだって悪くなったかも知れない。
(かも?かもじゃありませんね)
考え方に柔軟性がなくなり
新しいことに挑戦する気持ちが薄れ、
未来より過去に目を向けることの方が
多くなったかもと自分を疑いたくなります。
(いや、それはないな。過去は忘れる質なので
思い出しようがありません)
そうじゃない自分でいたいと思っていても
どうすることもできないしどうにもならない。

慰めだか気休めだか知りませんが
それは自然なことだとみんな言います。
お前の年齢なら特に老けて見えるわけでも
生きる強さがなくなったようにも見えないと。
そうなのかなぁ。そうかも知れないけど
ただ私が思っている私より鏡の中の私の方が
ずっと老けて見えてしまうんです。
まあいい。年齢が年齢だから
それに相応しい見映えなのだろう。
確かに歳を取るというのは恐ろしい。
だけどもっと恐ろしいのは
若く見られたくてその方法に失敗すること。
髪の毛を染めたついでに眉毛も染めようとして
イモトやバカ殿様みたいになったら
街中を歩くこともリモート会議に
出席することだってできなくなります。
笑い事ではありません。
この歳になってのこの類の失敗は
長期的な”死”を意味しますね。
そんなしょうもない企みに心血を注ぐより、
自然体でありながら身だしなみを整えて
清潔さを保っていればなんとかなりそうです。
”なんとかなる”ってどんなふうになるんでしょうか(笑)。

※テニスコート脇の駐車スペースにクルマを停めて
ひょいと下を見たらオオイヌノフグリの小さな青い花。
瑠璃唐草という素敵な別名もあるとのこと。
こっちの名前の方が断然いいです。
ちなみに花言葉は”清らか”。
あぁ、なんていい響きだろう。清らか。
清らかとは、穢れなく澄みきって美しいさま。
これって手に入れようと思えば
年齢に関係なく誰もが入手できますね。
ありがとう、オオイヌノ・・・ではなく
瑠璃唐草!

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