音のアンテナ。

昨夜も夜中に目が覚めてそこから眠れず
仕方なしにデッサンの練習をしていました。
デッサンを始めてから対象となるモチーフを
じっくり見るようになりました。
見れば見るほど不思議なカタチを
しているもののひとつに人間の耳があります。
目や鼻や口はなんとなく理解できるのですが
どうして耳はあんなに複雑なカタチをしているんだろう。
目は距離感を把握するためにふたつある。ふむふむ。
耳は音がどこからやってきているのかを
知るためにふたつある。
音量の違いや音の入ってくるタイミングの
わずかな差で方向を特定する。ふむふむ。
それでは真正面から出る音と
真後ろから出る音の距離が同じ場合
どうやって前後を聞き分けるのか。
その答えが耳介のカタチにあったんですね。
それを証明する実験があって
左右のどちらかの耳介に粘土などを貼って
耳のカタチを変えてみると途端に
音の方角の特定ができなくなるらしいです。
耳はデリケートな起伏があって描くのが難しい器官。
思い通りに描けず途中で鉛筆を置き、
どうしてこんなに意地悪なカタチなんだろうと
調べていて上記のことが分かりました。
分かって描くとかなり実物に
近づけたような気持ちになりました。
だけど耳を描くって面倒臭い(笑)。
耳って遺伝的要素や幼児期の寝方によって
変化するため人によってカタチが微妙に違う。
あなたの耳はどんな耳?
じっくり観察するとやっぱり不思議です。

 

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