雨の日に晴れた空を。

メタセコイアの冬の装い。
 すべての葉が落ちて露わになった枝は
 まるで毛細血管のよう。
 その立ち姿はどこか寺院の伽藍をも思わせる。
 陽の当たる太い幹に掌を当ててみると
 想像以上に温かくゴツゴツしていた。
 子どもの頃、私はこんなふうに
 父親を感じていたのかも知れない。
 つがいのメジロが枝先に止まり
 なにか会話のように高い声でしばらく鳴き
 やがて青空の中に飛び立っていった。
※写真は一昨日の寒い朝、
 清水ヶ丘を走っている時に撮ったもの。
 自分なりにいい写真が撮れたので
 ブログに載せておくことにしました。


