解決に至る道。

考えが袋小路に入り込んでしまったり、
アイデアが浮かんでこない時、
大切なことを見失っているなと感じた時は、
ぼくはよく散歩に出かける。
散歩というのは目的を持たない小さな旅。
特に決まったコースを歩くわけではなく、
足の向くまま気の向くまま
それこそ自由気ままに歩く。
季節の花に目を留めたり、
公園で遊ぶ子どもたちの声を聞いたり、
空に浮かぶ雲を写真に撮ったり、
喉が渇けば水を買ってベンチで飲む。
行き詰まった問題点の解決策を
探しながら歩いてしまうと
花に目を留めることもなくなるし、
耳を澄ますことも忘れてしまうから、
なるべくそういうものは小さく畳んで
ポケットにしまって出かける。
クルマの往来が激しいところは
無意識に避ける癖があるようで
たいていは清水ヶ丘の頂上にいたりする。
頂上に至るコースはバラエティに富み、
勾配も長さも異なるけど
この季節はどのルートを通っても汗をかく。
仮に問題点から離れられないまま家を出ても
息を切らせるような坂がフィルタとなって
頭の中を空っぽにしてくれるから
ぼくにとつては有り難い坂道かも知れない。
本当は一刻も早く解決したいから
部屋の中で問題点に張り付いて
悶々としてしまいがちだけど
そうした焦りは人から余裕を奪ってしまう。
そうならないように、
いつでも散歩を思い出せるように、
ぼくのデスクの上には
テニスボールが乗っている(笑)。
これを手にして散歩に繰り出せば
解決策が見つかることもあるのだけれど、
シャワーを浴びると汗と一緒に
流れていってしまうこともある。
だけど頭の中はスッキリする。
これだけは間違いなく言えること。

※写真は投稿内容とはまったく関係ない
“ヨコハマ エア キャビン”。
片道5分で1,000円。
恋人同士なら問題のない金額かもね。
だけどこれ、定員は8名だってさ。

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