自由はさみしい。

見渡す限りだ〜れもいない雨の朝の公園。
 デカい声で“青春のバカヤロ〜“って
 叫んでも反応するのはカラスくらい。
 叫ばないけどね、オトナだし。
 ひとり空を飛んでいるような自由を感じるし
 同時に石蹴りでもしているような
 さみしさもなんとなく感じる。
 空を飛びながら石蹴りしている気分を
 満喫しながら走る、走る、走る!
 青春がバカヤロ〜なら熟年はなんて叫べば
 いいか考えながら、走る。
 いい答えが浮かばない。
 まぁいい。
 答えが閃いて叫んでみたところで
 カラスが場所を変えるくらいのものだ。
 いい答えが見つかったら叫んでみるのになぁ。
 だ〜れもいない雨の朝の公園だからね。


