自分らしく。
相手が思う「嫌い」という要素を
すべて消すことができたとしても、
相手の心に「好き」という感情が
生まれるとは限らない。
相手が思う「好き」という要素を
必死になって身につけたとしても
相手を振り向かせることは
できないかも知れない。
それはたぶん・・・
自分が持っている自分らしさを
消していくことになるからだよ。
自分らしさを相手に見せて
ダメだったらあきらめて次へ。
そんなことはわかってる。
わかってはいるけれど、
ついつい聞いちゃうんだよね。
きみはどんなタイプの人が好き?
ぼくのいけないところはどこ?って。
まあいいや。
聞くだけは聞いてみるのも悪くない。
それでも脈がないと感じたら、
今度こそあきらめて次へ。
だけど人間は勘違いするイキモノ。
聞き出せたからにはそちら方向に
向かってひたすら突っ走る。
その人仕様に自分をカスタマイズ。
「どぉ、オレ、変わったと思う?」
「んーっ、ごめん!わからなかった。
そんなもんだよ、そんなもん。
あなたはあなたらしく。
わたくしはわたくしらしく。
それ以外のものになろうとしなくても、
いつかきっといいことが起こるさ。