美しい気持ち。
”美しい人、醜い人はいない。
人には、美しい瞬間と
醜い瞬間があるだけ”
市原悦子
かなり前に読んでみようと思って
手帳にメモしておいた
『いいことだけ考える 市原悦子の言葉』
(沢部ひとみ著)をやっと手に入れて
眠れなかった夜中に読みました。
彼女、常に周囲に対する気遣いや
感謝の気持ちに溢れていたということを知り、
すごく素敵な人だったんだなぁと思いました。
市原さんは人に対してばかりではなく
モノに対しても同じように
接することができる人だったんですね。
”心を寄せるんですよね、モノとか人に。
このお釜に、『おいしかったわ。
ずいぶん長年使われて、
よく磨かれているけど、
もう何年お勤めしているの?』って
こちらの思いを寄せると、
それに答えが返ってくる。
そういう遊び心が声になるんです”
『まんが日本昔ばなし』の声優を
常田富士男さんと20年に渡って
勤めた市原さんは普段からこういう感覚を
持ち合わせた人だったらしい。
周囲に感謝の気持ちを伝えるとき、
人を評価するようなカタチで謝意を表すと
人間関係に歪みや不必要な誤解が
生じてしまう可能性があるような気がします。
今日は雨降りの1日。
仕事が一段落してほっとしているので
なにか美味しいものでも作ろうと思います。