秘密の所作。

“言葉を飲み込む”とは

喋ってしまいそうなことを

思いとどまるという意味で使います。

飲み込んだ言葉って消化されないまま

お尻の穴から出ていく、

つまりオナラとして体外に排出される。

そんな仮説を立ててみました。

誰もいないところでオナラをすれば

飲み込んだ言葉は誰にも知られることなく

空気の中に消えていく。

でも万一誰かに聞こえてしまうと・・・。

ね?恐るべしオナラ、でしょ?

飲み込んだ言葉(頭に浮かんだこと)は

ちょっとした気の緩みで

そんなふうに漏れていくじゃないかと。

オナラをしない人間はまずいない。

そしてついうっかり人前でということも。

「えっ、なに?」

「いや、なんでもない」

「なによ、途中まで言いかけて!

言いたいことがあるなら

はっきり言えばいいじゃない」

「いや、ホントになんでもないんだ。

大したことじゃないし」

「大したことじゃないことなら

なおさら言うべきでしょ。

私、すっごく気持ち悪いわ」

そう煽られていったん飲み込んだ言葉を

吐き出してしまうという状況を防ぐには

飲み込むところを見られないように

すること、なのかな。

そして広い空き地の真ん中や

すべての音を掻き消すような荒磯に立って

・・・・・・ぷぅ。

※クチナシの花が咲きました。

花弁の縁(ふち)の黄緑が

アクセントになって白を引き立てていますね。

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