私は才能のなさの塊。

先日亡くなられた詩人で画家の
星野富弘さんの言葉。

“二番目に言いたいことしか
人には言えない
一番言いたいことが
言えないもどかしさに堪えられないから
絵を描くのかも知れない
うたをうたうのかも知れない”

いちばん言いたいことが言えないのは
言うと何かが壊れてしまうかも知れないと
怖くなるからなのだろうか。
相手を怒らせてしまったらどうしよう
相手を悲しませてしまったらどうしよう
相手から笑われたらどうしよう
相手が信じなかったらどうしよう
相手に無視されたらどうしよう
いろいろな”どうしよう”が
“いちばん言いたいこと”の周りを
ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐる 🌀🌀🌀
そして自分が傷つくのが怖くて
いちばん言いたいことの周りに壁を作り出す

いちばん言いたいことが
言ってはいけないことだったら・・・
いちばん言いたいことが
言う必要のないことだったら・・・
そういう時は言ってはいけないんだよ
2番目に言いたいことも
3番目に言いたいことも
ぜったいに言ってはダメ
だけどぜったいに言ってはいけないことって
いちばん言いたいことだったりするんだよなぁ

私は絵が下手だし歌も歌えない
いちばん言いたいことを消し去れず
どんどん溜まってゆくばかり

※写真は横須賀美術館の屋上に続く広場。
木陰に置かれた可愛らしい椅子に
腰を下ろして汗を拭う。ふ〜っ。

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