白い時間。

空気のしっかり入った
 大きな浮き輪に乗って
 晴れ渡った真っ青な空の下
 見渡す限りの青い海の真ん中に
 ぽっかりしているような気分
 間断なく吹いてくる心地いい風が
 身体の中まで入ってくるよう
 まるで透明人間になったみたい
 何かに心を奪われることもなく
 何かに心を煩わされることもなく
 ただひたすらプカプカ揺れて
 波間を漂いつつ頭を空っぽにする
 坐禅を組んで瞑想することは
 自分の中の澱んだ空気を吐き出して
 新しい空気と入れ替えること
 なんだかとっても気持ちいい時間
 たしかに私は波の上で揺れていた
身体と心を自然に明け渡す時間、
 昨日はそんな感じでした。
 私はゆっくり少しずつ変わっていこうと
 しているのかも知れません。
※写真は雨に濡れたヤマボウシの花。
 奥ゆかしさを感じさせる清楚な白。


