理数系、文化系、そして体育会系。

昨夜ベッドに入って小説を読んでいたら
不思議な言葉が出てきました。
“フィボナッチ数列”。
なんだろうと気になって調べたら
どうやらある規則に則った数列のことらしい。
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55・・・
前の数にその前の数を足しながら
進んでいく数列だということが解りました。
で、だからなんなの?と思ってしまいそうですが
もう少しだけ調べてみると実に不思議なのです。
この数列、自然界にたくさん見られるらしいです。
例えば松ぼっくりやパイナップルのカサは
右回りに8個ずつ、左回りに5個ずつ、
または右回りに5個ずつ、左回りに3個ずつ並んでいて、
ひまわりの種の部分は螺旋状に21個、34個、
55個、89個・・・といった具合に並んでいる。

また、花びらの数もフィボナッチ数であることが多い。
3枚=ユリ、アヤメ、エンレイソウetc.
5枚=オダマキ、サクラソウ、キンポウetc.
8枚=デルフィニウム属、サンギナリア、コスモスetc.
13枚=シネラリア、センジュギクetc.
21枚=チコリ、オオハンゴンソウetc.
34枚=オオバコ、シロバナムシヨケギクetc.
55枚=ユウゼンギクetc.
89枚=ミケルマスデイジーetc.

木の枝の伸び方も然り。
枝は成長期にふたつに分かれるけれど、
栄養は均等に行き渡らず
どちらかの枝に偏ってしまう。
栄養の多い方の枝は次の成長期に
枝分かれすることができるけれど
少ない方は次の次の成長期まで
待たなければならない。

このフィボナッチ数列は自然界ばかりに
存在するわけではなく、
例えば最も美しい長方形の縦横比率は5:8。
この5:8の比率で作られた長方形から
正方形を切り取って残った方の長方形も
5:8の長方形になります。
この長方形の黄金比率は身近なところでは
キャッシュカードやタバコのパッケージ、
教科書や名刺の形がそうなっているそうです。

また、プログラミング言語にも
再帰的処理やループ処理による実装例などにも
”Fibonacci”が用いられていたりします。
さらに読み進めていくと
漸化式なる定義が出てくるのですが、
ここからは私の脳みそでは理解できなくなります(笑)。
さすが理数系ではなく体育会系の私です。

だけど面白いなぁってつくづく感心します。
肝心のフィボナッチ数列が出てくる小説は
数学とはまったく関係のないストーリーなのですが。

 

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