正しい判断のために。
落ち着かなければならない状況というのは
かなり切羽詰まった時にやってきます。
つまり浮き足立った心境では
正しい判断ができなくなるから
まずは平常心を取り戻したほうが
いいということなのでしょう。
取り戻すことが必要ということは
もともと備わっている平常心が
自分から抜け出してどこかに
行ってしまったということになります。
出ていきさえしなければ
取り戻す必要などないわけですから。
私の身体を勝手に飛び出した平常心は
いったいどこへ行ってしまったのか。
なんの断りもなく出て行かれては困るのです。
そこで私は研究者たちがよくやるように
仮説というものを立ててみたのです。
平々凡々な日常生活を送っていて
ある時、なんの前触れもなく
皮膚感覚で捉えることのできない突風が
私を襲います。ピュー!
この突風が、もしかしたら私の大事な
平常心を連れ去ったのではないかと。
素晴らしい仮説です。我ながら感心です。
皮膚感覚で捉えられない突風・・・
これがなかなかの曲者です。
皮膚感覚で捉えられれば風向きも分かるし
風下に向かって走っていけば
どこかで平常心に追いつくはず。
なんだこんなところに飛ばされていたのかと。
ところが私の仮説では
どこから吹いた風なのか
分からないわけですから
探しようがありません。
私は突風の思う壺、パニックになります。
でも心配はいりません。
連れ去られた平常心は
時間が経てば優秀な鳩のように
寝ぐらへちゃんと帰ってくるのです。
それさえ忘れなければ無闇に
右往左往する必要はありませんね。
ここで問題となるのは平常心が
戻ってくるかどうかではなく、
誤った判断をする前に可及的速やかに
平常心を連れ戻さなければならな・・・
この話・・・続けたほうがいいですかね。
「続けなくていいかもしれないわね」
「そうですか・・・やっぱり・・・」
※いま、身体が軽い変調をきたし、
ちょっとしたパニックを
味わっています。
心を落ち着かせるためにブログでも
投稿してみるかとベッドの中で
書き始めたのですが途中で断念しました。
「いまやらなければならないことは
ブログを書くことじゃないわ。
さっさと病院で診てもらっていらっしゃい」
そんなわけで勇気を振り絞ることにしました。