本当の気持ちは服を着ている。

鈍感な人なんていない。
 本当はみんなすべて気づいているし、
 なにもかも感じている。
 なのに気づいていないふうを装うのは、
 自分の本心を知られると困るから。
 きっと大人の対応ってやつは“いきすぎ“を
 未然に防いでくれているのでしょう。
 怒り、恐れ、羞恥、迷い、弱気、
 はにかみ、憧憬、打算、下心・・・
 心の中に悟られたくない感情が
 湯水の如く湧いてきた時に
 そうした気持ちの動揺を無意識に
 隠そうとする刹那的な擬態、
 それが鈍感な人の正体なんだと思います。
あっ!違う、違う。例外もありました!
 「ん〜、もう!私がこんなに懸命に
 サインを送っているのに、
 あの人ったらまるで気づかないのよ。
 頭にきちゃうったらありゃしないわ」
 プロ野球の世界では罰金ものですね(笑)。
※庭の畑のキュウリが
 いい感じに育ってきました。
 野菜を育てるってことが
 こんなに楽しいことだとは・・・
 とかなんとかきれいごとを言いながら
 舌なめずりしたくなるのを抑えている。
 私もまた鈍感を装う人間の
 ひとりかも知れませんね。
 だけどそんな私の恐ろしい思惑なんて、
 キュウリちゃんには気づかれていないはず。
 ・・・・・・・・ん?
 カラスくん、屋根の上から何を見ているんだね。


