朝の光の中に。

晴れた早朝の空を見上げ
遠く過ぎ去った日に想いを馳せる
語り合い励まし合い
笑い合いながら楽しく過ごした
あの懐かしい日々
もうその思い出も
かなり色褪せてしまったけど
こうして空に浮かぶ雲を
なんとなく眺めていると
あの時の思い出がふと色鮮やかに
甦ったような錯覚に陥ってしまう

どこに向かうかも告げずに
旅立ってしまった友
いまどのあたりにいて
なにを感じているのだろう
もしかしたら雲が流れていく先に
友の後ろ姿が見えるのではと
東北東の方へ目を凝らす
でもあまりに太陽が眩しく
長いこと目を開けていられない
長く続いた辛さや怖さを突き抜けて
友の魂はいまその眩しい光に
抱かれているのかも知れない

一度、会っておくべきだったな
早過ぎる別れ とても残念でならない

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