暑い日に。

わたしたちは何度も
 他者からの助けを借りたり
 足りない部分を
 補ってもらいながら
 生きているのだと思う
 満たしてあげるよろこび
 満たされるうれしさ
 ひとつの命が満たす側にいたり
 満たされる側に移ったり
 助けられたり助けたり
 感謝と喜びの時を感じながら
 他者と一緒に
 生きる力が強くなってゆく

昨日の日曜日はあまりにも暑くて
 走ることを断念しました。
 午前中は書架から
 アーウィン・ショーの短編集
 ”夏服を着た女たち”を引っ張り出し
 ベッドにひっくり返って読み、
 午後はマルエツでステーキ肉が
 40%引きだったので買って
 家族全員の夕飯を作りました。
 作ると言ってもステーキですから
 複雑なことは一切ありません。
 ただ焼くだけです(笑)。
 私は焼きの仕上げにLimoncelloという
 お酒を数滴、いや、数十滴垂らします。
 するとなんとも言えない甘みが加わって
 柔らかさと美味しさがグーンと上がります。
 美味しく焼き上がったステーキは
 家族全員のお腹を満たします。
 他者を満たしてあげながら
 自分も満たされる。
 そういう点で料理は優れた崇高な行為の
 ひとつと言えるのかも知れません。
 ただ焼くだけなんですけどね。



