時の箱の中で。

時を戻すことはできない
時を進めることもできない
ぼくは現在という箱の中に
ずっと囚われている
そしてその箱は届くことのない
未来に向かって永遠に動き続け
けっして動きを止めることはない
不思議なことに誰もが自由に
ぼくの箱に入ってきては出ていく
でもぼくはその箱から出られない
ぼくにできる唯一のことは
想像の世界を漂って”それ”を探すこと

あなたもそうなのね
どこか遠いところから菫色の声が届く
箱から出られないのは
あなただけじゃないのよ
私も箱の中で想像の世界を彷徨いながら
”それ”を探してるの
”それ”は未来の中に存在するのだろうか
それとも過去の中に埋もれている?
わからないわ
でも探し続ける価値はあると思うの
たとえ想像の世界でもね
きみならきっと見つけられるよ
あなたもねと菫色の声が
どこか遠いところからぼくの耳に届く
ぼくたちはどこかで出会うだろうか

・・・さぁ

さぁって なにさ さぁって(笑)

※いつも空を向いて
大きく口を開けている公園のカエル。
今朝はホントに水を欲しているようだった。
ペットボトルの水をその口に注いであげると
「ウ〜、ワン!」と嬉しそうに鳴いた。
フレディ、順番だよ、順番。

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