映画”ELVIS”を見終えて。

タイムマシンに乗って
 50年代から70年代のアメリカに降り立って
 本当に彼の後を追っているような映画だった。
エルヴィスは11歳の誕生日にライフルを欲しがったけれど
 熱心なプロテスタントの信者である母親に却下され
 代わりに与えられたのがギターだったという。
 彼が13歳の時に生まれ故郷であるミシシッピ州から
 テネシー州メンフィスへ移り住み、
 そこでゴスペルやブルースなどの
 黒人音楽を聴きながら育ったため、
 彼の歌にはその影響が色濃く出ている。
 映画を見終わった後でなんとなく
 フレディ・マーキュリーの生涯と
 少し似ているのかなと感じた。
 スターとしての地位ならではの孤独感や
 それを理解し支え愛してくれる妻の存在。
 それにこの時代に立ち込めていた人種問題が
 上手に絡められて丁寧に映画が作られていると思った。
かなり長い映画だけどまったく退屈しない、
 それどころかグイグイ惹き込まれていく映画になっている。


