我が道をゆく。

私たちは絶えずなにかを

選択しながら生きている。

中学に上がったとき、

五分刈り頭を受け入れて

野球を続けていたら

今とは違った生き方を

していたかも知れない・・・

ふとそんなことを

考えることがあります。

もし大学に行かずに就職していたら、

もしあの会社に入っていなかったら、

もし横浜に戻る決断をしていなかったら、

もしテニスじゃないスポーツをしていたら、

もしあの仕事を蹴ってしまっていたら、

もしあの本を読むことがなかったら・・・

次から次へと枝分かれする岐路に立ち、

ときに散々迷った挙句、

ときに何気なく無造作に、

ときに焦燥感に駆られて、

ときに自信たっぷりに、

ときになにかの影響を受けながら

自ら選び取った道を歩き続ける。

自分がどこに向かっているのかと

不安になることもあるし

新鮮で見慣れない景色に

好奇心が刺激されることもある。

振り返ることはあっても

後戻りすることはできない。

後戻りしているように感じても

それは新しい道なのだと知る。

いま私はどの辺りだろう。

先日、介護保険に関する案内が届きました。

どうやら私はいつの間にか高齢者の

仲間入りをさせられたらしいのです。

一瞬、なにかの間違いなのではと

宛名を確かめてしまったくらい(笑)。

私、”高齢者”の道を選んだわけでもなく、

そこを歩きたいと思ったこともない。

だいいち子どもたちはまだ就学中の身、

まだまだ仕事をしなければならない。

勝手にそんなレッテルを貼らないで欲しい。

・・・って思ったのですが、

他人になるべく迷惑をかけないような

生き方をするにはそれなりの準備が

必要ということなんですよね。

私だってそのくらいのこと

ちゃんと分かっているんです。

ただ気持ちが納得していないだけ。

頭の中と胸にある気持ち、

ここしばらくはその乖離を埋めるという

作業を選択して歩くことになりそうです。

だけど本人に断りを入れることもなく

高齢者って呼ぶな!(怒)、いや(笑)。

そうだ!私にはサミュエル・ウルマンの

“青春の詩”があるじゃないか!

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