大切なことが書かれている本。

“アウシュヴィッツの図書係”を一気に読み終えた。
 読み終えたら書こうと思っていた
 感想をいったいどんなふうに
 書いたらいいのか今は放心状態で
 まったく頭に思い浮かばない。
 ただ、今の当たり前の日常が
 当たり前に機能している世界に
 自分がいられることに安堵し
 感謝する気持ちでいっぱいになった。
 絶対に読んでみたい本だったし、
 心の底から読んでよかったと思った。
 400頁以上ある本の厚みを感じさせず
 本の重さ以上の重みをずっしりと
 感じさせてくれる本だった。
 かなり登場人物が多いので
 最初は戸惑うところもあったけど
 冒頭に登場人物が紹介されているから
 わからなくなる度にそこを参照した。
 ラインマーカーで線を引いて
 おきたくなる箇所がいっぱいある。
 ぼくにとって決して忘れられない一冊。


