埃を払う。

“口笛は なぜ 遠くまで 聞こえるの
あの雲は なぜ わたしを 待ってるの”
子どもたちがそうするように、
おやっ?と感じたことに対して
自分に”なぜ?”と問いかけることは
社会に出てからも現役を退いてからも
必要なことだと思いますし、
とても大切なことのような気がします。
好奇心というより探究心・・・なのかな。
そう思うのは知りたいという気持ちが
ぼくの中で年齢を重ねるにつれて
弱まっていくように感じるからなんです。
新しいことを受け入れることがなんとなく
苦手になっているんでしょうかね。
そんなふうに思ったからには、
このままでいいわけがなく、
探究心のアンテナに降り積もった埃を
払い落として感度をあげたくなります。
ぼくの場合、分かっているつもりに
なっていてもまったく分かっていない、
そういうことだって”うんとこさ”ありそう。
探究心には心の若さを保つ効果がある、
そんな気がするのはぼくひとりじゃない、
と思うのですがどうでしょうか。
※小川洋子さんの小説を3冊借りてきました。
いま”耳に棲むもの”を読み終えたところですが
波長が合うんでしょうかね、
耳という器官にまつわる彼女独特の世界観、
すごく不思議で惹き込まれました。
不思議に思う気持ちは想像力に火をつける。
間違いありませんね。
山村浩二さんの挿絵もストーリーに花を添えています。


