前を向け、私!

今の仕事を引退したら・・・

そういうことを今からいろいろ考えても

その時が来てみないと自分の身体の状態が

どうなっているか分からない。

昨日2時間ほどテニスをしたのだけれど、

もうこのくらいの時間が限界かも知れない。

若い頃は、引退したら週に3日は

1日中コートにいようと思っていたし、

そのつもりで体力が落ちないように

可能な範囲でトレーニングを積んできたのに、

徐々に走る距離より歩く距離のほうが

ずっと長くなり時間もかかるようになって

海の道を訪れる回数も減ってしまっている。

絵の勉強をするにしても

視力だってだいぶ落ちてきたし、

手先だって微妙な鉛筆の動かし方が

明らかにできなくなっている。

描けば描くほど腕が上がると信じて

描いてきたけど、そうはなっていない。

いちばん困って不安に思っているのは

集中力がなくなりつつあること。

私はいつまでクルマをできるだろうか。

いつまで本が読めるだろうか。

いつまで絵の勉強ができるだろうか。

映画や野球を観に行ったり

友だちと遊べるだろうか。

ウクレレを弾いたり

ブログを書いたりできるだろうか。

海の道を走ったり歩いたりできるだろうか。

好きな料理を作ったり

食べに行ったりできるだろうか。

天文仲間との語らいはいつまで続けられる?

好きなことをして過ごす。

そういう日が後どのくらいあるのだろう。

まだまだ遠い先のことと思っていたことが

少しずつ近づいて来ているように感じる。

2時間のテニスが終わって

コートからの帰り道の途中に見える

開放的な景観を少しのあいだ眺めながら

そんなことを考えていたのです。

いつもの根岸の雲製造装置は止まっていて

その遥か先に夏のような

モクモク雲が浮かんでいました。

パノラマモードで撮った写真なので

迫力はありませんが夏雲を見ているうちに

自分がちっぽけな存在に思えてきたのです。

こんなことではいけないのです。

歳を取ることに対して弱気になったり

自分の努力の足りなさを嘆くなんて

私らしくない!私らしくないぞ、私!

「悲しい曲でも流してあげましょうか?」

ジュリアにそう言われないためにも

少し疲れた自分の外側と内側を

もう一度作り直してみようと思いました。

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