何度も出会う夜。
”秋風にたなびく雲の絶えまより
もれ出づる月の影のさやけさ”
左京大夫顕輔
秋風にたなびく雲に遮られながらも
その輝きをけっして失わないで
照らし続ける月の直向きな美しさを思う。
今朝はフレディと散歩しながら
時々空の模様を気にかけていました。
今夜は中秋の名月、
お月見を楽しみたいのです。
だけどちょっと気になるのは
空に浮かぶ雲の多さ。
この歌にそんな気を揉むような空模様でも
ときどき顔を覗かせてくれる月は
とても魅力的なんですよと
教えてもらった気がします。
つまり月の出を一夜に何度も
楽しめるってことですよね。
見えなくなって出会う。何度も。
その期待感に心弾みます。
今夜は17時半過ぎに昇り始め、
南中時刻は23時44分、
明け方5時近くまで
夜空にいてくれるみたい。
満月の秋の夜長をウイスキーと
読書をお供に月と一緒に過ごす。
幸せな夜です。
天の神様、できれば雲少なめに(笑)!
※写真は今朝散歩の途中で見上げた空。