やさしい気持ち。
”あえるといいな”という絵本を借りた。
作:ネレ・モースト
絵:ユッタ・ビュッカー
ストーリーもわかりやすくて
イラストも温かくてかわいらしい。
以下があらすじ。
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おおきな犬とちいさな犬は
だいのなかよし。
いつもいっしょに過ごしていた。
夜になるとちいさな犬はおおきな犬に
月に住む犬の話をしてあげた。
そんなある日、べつの犬がやってきた。
おおきな犬は、その犬となかよくなって
ちいさな犬とは遊ばなくなってしまった。
ちいさな犬は悲しくなって
月にいる犬を探してみたけれど
見つけることができなかった。
それもそのはず、月の犬は地球に降りてきて
ちいさな犬の前に現れたのだから。
ちいさな犬と月の犬は
夜通しダンスをしたりしてあそんだ。
朝がやってくると月の犬は帰ることに。
「いかないで!」とちいさな犬が叫ぶと
月の犬はこう答える。
「きみが望めばぼくはいつだってまた来るさ」
つぎの日おおきな犬は
ちいさな犬のことを思い出し
またいっしょに遊びたいとおもった。
ちいさな犬はよろこんで
おおきな犬とべつの犬と三匹で
一日中なかよくあそんだ。
だけど夜になるとちいさな犬は
そっと目をとじて月の犬をおもった。
またいつか会えるといいな。
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ちいさな犬にとって月の犬は
寂しさを忘れさせてくれる
心の中の大切な友だちなのだろう。
想像力ってステキだね。