ほんのちょっとした合間に。

国道357号線を走っていて
目の前の信号が赤に変わって
ゆっくり減速して停止線でクルマを止める。
ふと何気なく中央分離帯に目をやると
そこには夥しい量のペットボトルや
弁当のプラスチック箱が散乱していた。
この光景を見てふと思い出したことがある。
いつだったかサッカーの試合が終わって
スタジアム内のゴミを拾う日本人のことが
ニュースで話題になったときのことだ。
ニッポンジンはなんて素晴らしいんだろうと。
だけど残念ながら日本人なら誰もが同じ美意識を持ち
礼儀正しくきれい好きであるとは限らない。
もう少し考えを発展させてみると、
ぼくたちは国や民族、地域や組織という
塊の中にはさまざまな価値観をもつ人たちが
存在しているということに思い至る。
塊の中はみな同じ、そう考えてしまうのは
とっても危ないことなのだと思った。
あっ、信号が青に変わった。
※朝の公園の切り株に残されていたドングリ。
どんな遊びをしていたんだろう。
Autumn Town Leaves Iron & Wine


