ふたりのK。
コウくんとケイちゃんは
空調の効いたヘンな形の”家”に住んでいる。
空調が効いているといってもたいていは
36〜37℃の間に設定されているから
ずいぶん暑いに違いないし、
おまけに窓も扉もないから家の中は真っ暗。
そんなヘンテコな家に住んでいながらも
ふたりはいつも真面目に家の外で
起こることに全神経を集中させていて、
いつ自分の出番が巡ってきてもいいように
24時間体制で待機している。
そして楽しそうなことや面白そうなことが
起こる気配を感じるとコウくんの出番、
怖そうなことや危なそうなことが起こると
今度はケイちゃんがタッチ交代という具合。
そんなふうにふたりはいつだって
阿吽の呼吸をなにより大切に守りながら
ときどき汗を拭き拭き情報交換をしている。
だけど家の周りにオバケが出るという噂が立つと
どちらの出番かでいつもすごく揉める。
コウくんもケイちゃんもホントは
すごく目立ちたがり屋なのだ。
だけどこのふたりがいてくれるおかげで
家はいつも安泰で輝いて見えるのだった。
コウくんの本名は”好奇心”、
ケイちゃんの本名は”警戒心”、
そしてヘンテコな家は”私の身体”。
好奇心があれば探究心が育つ。
警戒心があれば安心が生まれる。
警戒心も時には必要なのでしょうけど
そっちばかりが活躍するような
生活はちっとも楽しくありませんね。
私、なんとなく思うんですけど、
ひょっとしたらいつまでも好奇心を
失わずにいられれば年を取らないのではと。
仮に年を取っても自分で気づかない(笑)。
好奇心を失わないためにする唯一のこと、
それは刺激のある環境に身を置くこと。
いつも同じ場所にいてばかりでは
いつもと同じことしか起こらない。
そう思って「まちげえねぇ!」と
強く思うようになりました。
あっ、警戒心も忘れてはいけなかった!
どこにでもありますからね、
ここだけの耳寄りなお話があるんですよって。
悪い誘いに騙されてはいけません。
好奇心について面白いことが
Wikipediaに載っていました。以下がそれ。
***************
分からないものに対して、
その理由や意味を知りたいと考えるのは、
ヒトの根源的欲求であると思われる。
その意味では、ワイドショーで
芸能人の生活をほじくり回そうとすることと、
素粒子の行動を解き明かそうとすることに
差異はないと考えられる。
一応、後者を知的好奇心として分け、
前者は俗じみた行動であるのに対して
後者を尊いとする判断はあるが、
客観性には乏しいかもしれない。
***************
(笑)ね〜。
※先日、いつもと違うお米を買ってみました。
味の違いは分かりませんでしたが、
いつもと違う感じはしました。
こんなんでいいのか?ジブン!