これからのこと。

先日私はCOP26について
もし南極大陸の氷がすべて溶けたら
海水の熱膨張も手伝って海面は82m
上昇するという内容のことを書きました。
そして海面上昇で困るだろうなと
真っ先に頭に浮かんだのは
ツバル諸島やマーシャル諸島の人々でした。

ところがどうでしょう、
どうやら私の住んでる横浜の下町は
海抜3〜4mのところが多いらしい。
私の家もその中に位置しています。
ということは地球の海面が82m
上昇するよりも遥かに早く
私の住んでる町は水没することになる。
かつてダムの底に沈んだ沈黙の家のように。

バケツに汲んだ水が凍らなくなった冬。
いつまで続くんだという熱帯夜の夏。
獲れるはずの魚が獲れず、
獲れないはずの魚が獲れるようになった海。
豪雨や土石流、竜巻や干ばつをもたらす空。
そして例の南極で聞こえる奇妙な歌・・・
地球のあちらこちらで不気味な兆候が
現れている事実をどう解釈したらいいのか。

もしかしたら地球温暖化の原因は
温室効果ガスの影響ばかりでは
ないのかも知れない。
でもそれが一因となっていることが
科学者によって突き止められている以上は
なにか方策を講じなければ
ますます温暖化は速度を上げることになり、
ゆくゆくは人類すべてが山岳民族、
もしくはボートピープルになってしまう。
内陸部に住む人たちはそれを身近に感じられないし、
被害を真っ先に受ける国の人たちは
先進国の無計画な開発のせいだと憤る。
残虐な宇宙人が地球に押し寄せて来るとか
とんでもない大きさの隕石が
衝突軌道に入ったりでもしない限り
人類が一丸となってひとつの問題に
立ち向かうことは困難なのかも知れません。

グラスゴーで開催されていたCOP26
ついに閉幕してしましたね。
私はこれからじっくりと、
どの国がどんな発言をしたのか、
何が採択され何が採択されなかったのか、
そして私の国はどんな立場を取ったのか、
調べていこうと思っています。
なにしろ私は海抜3mの住民なのですから。
まさか経済を最優先して国土を水浸しにする
なんてこと、考えていないと信じたいです。

※写真は横浜ベイサイドマリーナ。

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