かっこいい男。

一昨日の午前中は春の嵐でした。

そんな中、私はクルマを運転しながら

仏の映画”男と女”を思い出していました。

あの映画の冒頭はこんな天気じゃなかったかと。

記憶が定かではなかったので

昨夜それを確かめようと検索していたら

Amazon p vに”男と女 人生最良の日々”

というアンヌとジャン・ルイの半世紀後を

描いた映画を見つけたので

ちょっと観てみようと思って観始めたら

すごく面白くて全部観ちゃいました。

私は元の映画”男と女”を大学時代に

3回くらい観た覚えがあります。

でもそれはなにもロマンスに

浸りたかったわけではなく

Ford GT40のエンジン音を聴くためでした。

今考えるとバカチンですよね、私(笑)。

アンヌ役のアヌーク・エーメは

ものすごく美しかった。それはたしか。

あっ、話が道草を食っちゃいましたね。

“人生最良の日々”はふたりの半世紀後を

描いているわけですが、

ストーリーは介護施設に暮らすジャン・ルイを

アンヌが訪ねていくという設定です。

そこで交わされる会話がフランス映画らしく

とてもオシャレで温かくて面白い。

もし興味のある方はご覧になってみては?

なにしろジャン・ルイがカッコいいんですよ。

観始めた時は、ぅわージジイじゃんと

思いましたが、徐々に彼の魅力が表れ始め、

その魅力がどんどん大きくなっていきます。

介護施設にまったく馴染めないという設定も

私としてはなんとなく共感できました。

詩を朗読しながらあんなふうに歳を重ねられたら

これからの人生も幸せかも知れない。

映画の冒頭画面に仏詩人ヴィクトル・ユーゴーの

「人生最良の日々とは、まだ生きていない日々だ」

という有名な言葉が現れます。

クロード・ルルーシュ監督はこの映画を

昔を甘く追想する作品にしようとしたわけではなく、

現在は過去より強いということを伝えたかったらしい。

そのことをウィキペディアに教えてもらいました。

そうしたルルーシュ監督の想いのように

明るい未来がこれから始まるといったふうな

予感をさせられる素晴らしい映画だと思いました。


※シトロエン2馬力がいい味出していましたよ。

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