いつか私も。

お母さんと一緒に小さな女の子が
小さなリュックを背負って歩いてる。
お母さんは右手に日傘を持ち、
女の子は帽子を目深にかぶって
肩から水色の水筒を袈裟掛け。
なにやら女の子は夢中で
お母さんに話しかけている。
お母さんは時折吹く強い夏風に
日傘を煽られないように注意しながら
女の子の問いかけに笑顔で相槌を打つ。
たぶんどこかへ遊びに行くのだろう。
横顔しか見えなかったからわからないけど
嬉しくてたまらないらしい。
足取りがもうそんな感じだった。
それが信号待ちしている私にも伝わってくる。
私も子どもの頃はそうだったし、
子どもたちを連れて遊びに行く時も
同じ気持ちだった。
いまはフレディと一緒に散歩している。
でもたまには電車とかに乗って
いつもと違う世界へ私も行ってみたい。
行ってみたい!行ってみたい!
行ってみたいのだ!!!
楽しいだろうなぁ。
海の見える露天風呂にザブンと入って
陽が沈んでいくのをのんびり眺める。
部屋に戻れば美味しい料理が
タイミングよく運ばれてくるだろうなぁ。
でもその前に生ビールとかなんとか言ってね。
知らない美味しさに思わず舌鼓。
後片付けも洗い物もなし!
いつの間に敷かれたのか、
ふかふか布団にクーッって言いながら
滑り込んじゃう。
なんだろう、この幸せ感。
人生、たまにはこんなことがあっても
バチは当たらない。
もう少ししたら、もう少ししたら私だって。

え〜・・・なんの話でしたっけ?
あっ、そうそう、お母さんと
娘さんの微笑ましいお出かけ風景。
楽しい思い出をたんと作っていらっしゃい。
目の前の信号が青に変わったぜ。
チックショー(笑)。

※写真は幼馴染に借りたアシスト付き自転車。
快適だけど向かう場所が図書館じゃねぇ。

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