柔らかいカタチ。

ずっとずっと大昔、石は動くことができた。
言葉も喋れたし、歌だって上手に歌えた。
人間が誕生するよりずっとずっと大昔の話。
まさかそんなはずはないのだろうけれど
そう思いたくなるほど人間的な曲線を持っていた。

なかなか素敵なカタチだよ。
私がテレパシーでそう語りかけると
石はテレパシーで照れた。

※浜辺に打ち上げられていた石に穿たれた穴は
カモメガイの仕業らしいです。
貝殻の先端がヤスリのようになっていて
それで石に穴をあけ棲み家とするのだとか。

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