心と魂のこと。

実はねぇ、
私がいちばん好きな歌って
これなんですよ。

そんなふうにリンクを張って
声高に紹介しても時が経てば
あれ?こっちの歌もいいなぁ、
いや、あっちの歌だって捨て難い、
ちょっと待って、やっぱそっちだ!
ってなったりします。
さて、私はいったいどの歌が
いちばん好きなんだろう・・・

私の”いちばん”は変化している。
それはたぶん私の心が変化しているから。
心と魂はとても近くにあるものと
ずっと勝手に思い込んでいたけれど
それは本音と建前くらい違っていた。
魂は揺れない。心は揺れる。
両者が私の中に存在しているから
悩みが生まれるのだろうか。
そもそも魂って・・・何?
ネットで検索してみると

“魂とは生命の営み全体を包括する
動的な実体を意味するもので、
心とは肉体から生じた欲求を
満たすために生まれた感情のこと”

らしい。ふむふむ。
つまり”いちばん好き”という感情は
揺れる心が作り出した一時的なもの。
いわゆる”魂に響く歌”などと表現しても
永久的に”いちばん好き”なわけでなければ
それは一時的に心が作り出したヒエラルキーの
いちばん高いところにある歌なのだろう。
心は海の上に浮かぶ小舟のように揺らめく。
凪いだ海の上に浮かんでいれば
それに相応しい歌が聴きたくなるし、
荒れ狂う嵐の海で揉みくちゃにされれば
やっぱりそれに相応しい歌が聴きたくなる。
もちろんそうじゃない時もあるけれど
それはあくまでも同じコインの裏表であって
コインに変わりはないのだと思うのです。

・・・で、なんでしたっけ?
あっ、そうそう、いちばん好きな歌。
私が[今までで]いちばん好きな歌は
阿倍仲麻呂が望郷の想いで詠んだ歌

“天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出し月かも”

え〜、そっちかい!って
思うかも知れませんが、そっちなのです。

※写真は昨日の朝に近くの公園から
見上げたあまり夏っぽくないけど
白い雲が真面目そうに見える美しい空。
昨日撮った中でいちばん好きな写真。
昨日は朝の散歩の後、
町内会のお祭りの準備で
全身汗みどろになりなりました。
おかげで魂が浄化されたみたい(笑)。

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