天の川のような雲が、頭上に広がっていました。
”かささぎの 渡せる橋に置く霜の
白きを見れば 夜ぞふけにける”
百人一首に天の川を詠んだ歌って
いくつあるんだろうと調べてみたら
意外にも上記の句ひとつきりだった。

しかもその句に天の川という言葉はない。
かろうじて”かささぎ”が入っているから
それと分かるだけだ。
大伴家持が寒さの厳しい冬の宮中にあって
ふと足元の階段に降りた霜の冷たい輝きを
目にしながら夏の夜空に横たわる天の川に
散らばる星々を連想して詠んだものらしい。
奈良の都で家持はふけゆく寒い冬の夜、
七夕の季節に想いを馳せながら
どんなことを考えていたのだろう。
写真は昨日の朝の空。
天の川はものの10分くらいの間に
青空に吸い込まれ跡形もなく消えていた。


