右往左往。

まさかー。
 いやいや、ないってー。
 そんなはず、あるわけないよー。
 からかうなってばー。
 えーっ、またまた〜
 冗談も休み休み言えよ。
 それ、ぜったい聞き間違え。
 えっ、でも・・・なに、それ。
 えーっ、彼女、そういったの?
 ほんと?マジ?まさか!怒るよ。
 えっ、なんだよ。それ、たしかなの?
 ヤッバ!オレ、どうしよう。
 ねぇ、どうしたらいい?
 えっ、オレが?ひとりで?
 ムリムリムリムリ!
 おまえ、つきあえよ。
 だめ?マジか。弱ったなぁ。
 えっえー、だからムリだって!
 そんなの恥ずかしいに決まってる!
 えっ、言えるわけねぇだろ。
 だって彼女、オレなんかに・・・
 いやいや、それ完全に思い込み!
 違う?ほんとにそう言ったの?
 マジで?オレ、信じちゃうよ?
 だけどオレ、口下手だからさぁ。
 困ったな、どーしよー。
という会話があったとします。
 几帳面に会話のすべてを書かなくたって
 ちゃんとそれを想像することができる。
 いや、むしろ書かないほうが
 行間を楽しく想像してもらえそう。
 ちょっと実験してみただけです。
※もし喋れるとしたら花と昆虫は
 どんな会話をするのかな。


