体温を感じるデザイン。温かいカタチがまだ走り続けている。
信号待ちで何気なく横を向いたら
目が合ってしまった。
スバル360コンバーチブル。
発売が1958年というから
ぼくが生まれた年に
産声を上げたということになる。
愛称は”てんとう虫”。

ハイテクがぎっしり詰まった
今のクルマからすれば
なんてシンプルで可愛らしい
クルマだろう。
人間が乗るのに相応しいフォルムだ。
昔のクルマのデザインのほうが
良かったなんて書くつもりはない。
ただこういう温もりを感じさせるような
クルマもあって良さそうな気がする。
前のクルマを煽っているような
怖い顔をしたクルマばかりで
世の中がギスギスしていないだろうか。
と、ここまで書いていて、
ちょっと待てよという気もしてきた。
フロントマスクが暴力的でも
きちんと車間を取って安全運転を
心がけながらぼくのの後ろを走るクルマは
暴力的だとはほとんど感じない。
要は魅力的に見えるか暴力的に感じるかは
クルマのスタイリングなどではなく
走らせ方に起因するということなのだろう。
性能をひけらかすことなく
交通ルールに則った走り方をする高級車は
なんだかとてもカッコいいなぁと思う。
とにかくどんなクルマに乗ろうと
助手席にはいちばん大切な人を乗せている、
そんな気持ちで安全運転をいつも
心がけたいものだ。
「ベイビー、オレの横に乗るって楽しいだろ?」
「そうね。でもかれこれここに3時間もいるわ。
JAFなにしてるのかしら。遅いわねぇ」

