こういう曲だったんた。

James Taylor“Millworker”
Bette Midlerがしっとりと
カバーしているのをYouTube で発見。
ぼくは20代の頃、暇をみつけてはこの曲を
Emmylou Harrisのアルバムの中で
聴いていました。
なぜこの曲をそんなに気に入っていたのか
今となってはぼんやりとしか思い出せない。
旋律が美しく郷愁を誘うような感じがして
飽きずに聴いていたのだと思います。
当然のことながら歌詞は英語なので
どんな内容かまったく分からなかったけど
タイトルである“millworker”
“Milwaukee “という単語を耳が拾って
それだけを頼りに想像を膨らませていました。
いまはネットで歌詞を和訳するサイトが
存在するから私のトンチンカンな
想像力は何の役にも立ちませんね(笑)。
歌詞が分かってしまうと少しブルーに
なってしまうけど、でも美しい曲なんですよ。
James TaylorEmmylou Harrisもいいけど
Bette Midlerもなかなかいいです。
以下が和訳です。

********************

私の祖父は船乗りだったわ
海を渡ってきたの
父は農夫で一人娘の私は
マサチューセッツの工場で働くダメ男と
付き合ったけれど
ウィスキーの飲みすぎで死んでしまった
私に3人の子どもを残してね

製粉は楽じゃないけど難しくもないわ
粉引き作業は退屈な仕事よ
朝から白昼夢を見るのが楽しみなくらい
休憩時間にサンドウィッチを
食べながら思い出すの
それから午前中は製粉機と一緒
午後の残りの時間も
人生の残りの時間もずっとね

農場にいたころの日々を思い出すわ
腕に抱かれた私に向かって
父が微笑んでいるの
祖父の口からエリー湖の
嵐の話を聞いたことも
船や積荷、財産、船乗りの命が
失われた場所

そう、私の人生は無駄だって思えてくる
私はバカだったの
このメーカーにコキ使わせるなんて
夕暮れ時、自分の手を見つめながら家路に着く
若い娘にはもっとチャンスがあるはずだと
悲しみの中で思う

だから私は工場で働こう力の限り
ラベルに書かれた名前に出会うこともなく
午前中は製粉機と二人きりで過ごし
午後の残りの時間は私の人生のために消えていく

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